ミシンと糸とはさみ

年子の幼児2人を育てながら、趣味の裁縫・園芸・料理・製菓、色々やります。

子供と一緒に手作り!スーパーボールの作り方

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義両親のところへお正月の挨拶に行ったら、おもちゃとお菓子を小分けして袋に紐を付け、福引千本釣りみたいなものを作っていてくれました。

子供達のあとは大人も全員福引!私が当てさせてもらった凧を近所の公園にあげに行きました。凧揚げって最近全然見かけませんよね。久しぶりにしたら、面白くて大盛り上がりでした。

家に帰ってからは、長男が当てた「自分で作るスーパーボール」をやってみました。こちらの商品です↓

この商品はAmazonの他、百均でも売っているところがあります。

赤、青、黄のPVA粉を型に入れて、お水に3分沈め、お水から出して1分待つとスーパーボールの出来上がり!

入れる粉の色の順番や量を変えたりして、オリジナルのスーパーボールが3個分作れます。

対象年齢6歳以上なので、もうすぐ4歳の長男にはボール型に粉を入れるのはちょっと難しく私が代わりにやりましたが、お水に沈めるところや、タイマーをセットして時間を数えたりするのを楽しんでいました🌟

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↑お水から上げて1分たち、型から外すところ。まだブニブニ触感です。表面のベタベタ感が無くなったら投げて遊んでOK。でも粘土のようにだんだん乾燥してきて、完全に乾燥すると弾力がなくなって弾まなくなります。1週間位でカチコチになりましたが、これはこれで可愛いです。サランラップに包んで保管すれば少し長持ちするそうです。

 

スーパーボールはこの商品を使わなくても家で手作りすることができるようです。その方法と原理を調べてみました!

スーパーボールの作り方

用意するもの

  • 塩45g
  • お湯75cc(大さじ5)
  • 洗濯のり(PVAと書かれたもの)大さじ8
  • お湯に塩を溶かすための容器
  • 紙コップ
  • 割り箸
  • キッチンペーパー
  • 絵の具やラメ等

手順

  1. 塩(45g)をお湯(大さじ5)で溶かす。溶けなくなる限界まで塩を溶かし、飽和食塩水を作る。
  2. 紙コップに洗濯のり(大さじ8)を入れる。色つきにしたい場合はここで絵の具を入れる。ネイル用や手芸用のラメ等を投入するのも◎。
  3. 塩を溶かしたお湯を入れ、割り箸でかき混ぜる。溶けきらなかった塩は入れないようにする。
  4. かたまってきたものを手に取ってギュッと水を絞り、コロコロ手早く丸める。のんびりしていると固まってくるので、手早くです!
  5. キッチンペーパーで水気を拭き取り、しっかり乾燥させる。

 

スーパーボールができる仕組み

洗濯のりの原料であるPVAとは「ポリビニルアルコール」の略で、プラスチック(合成樹脂)の仲間です。合成樹脂としては珍しく、水に溶けるという性質を持っています。

洗濯のりは、PVAの粒子が水の分子を周囲にまとっている(=水和している)状態です。

 

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ここに食塩を大量に加えると、食塩がPVAの周りを取り囲んでいた水分子を奪ってしまうため、PVAは水に溶けていられなくなります。そして、PVAは沈殿して固まり出します。これが手作りスーパーボールのもとです!

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↑分かりやすくするために塩と書きましたが、本当は塩は電解質なので水の中では電離してナトリウムイオンNA+と塩化物イオンCL-に分かれています。

 

PVA粒子のような直径が1から100nmの粒子(=コロイド粒子)が、他の物質に分散している状態のことをコロイドといい、コロイド粒子が溶液中に均一に分散した溶液のことをコロイド溶液といいます。コロイド粒子は粒のサイズが大きめなので、コロイド溶液は不透明なものが多いです。例えば牛乳や豆乳、石鹸水、墨汁などがあります。

 

PVAのような、水と親和性の高い(水に溶けやすい)親水コロイドが、塩のような多量の電解質によって沈殿する現象のことを“塩析”といいます。豆乳にニガリを加えるとお豆腐になるのもコレです。

 

ちなみに、水と親和性の低い(水に溶けにくい)疎水コロイドは、電解質を少量加えるだけで溶けていたものが沈殿します。この現象を”凝析”と言います。泥水にミョウバンを加えると泥と水が分離するのはコレ。浄水処理とかにも使われてます。

 

高校化学の復習ですね!私は高校で化学を履修しなかったので今回初めて学びました。化学って面白いですね!!

スーパーボールができる仕組みを調べてまとめれば、自由研究の題材として充分使えそうです。

 

おまけ:PVA(ポリビニルアルコール)について

洗濯のり以外にも、PVAは用途が非常に広範囲で、身近にある様々なものの原料になっています。

文具のりや衣料品の包装フィルム、木工用ボンド、ガラスの飛散防止用フィルム、郵便切手の裏のりなどもPVAが使われているそうです。目立たないところでよく使われてるため、「忍者の樹脂」という二つ名があるそうです!

私が今回子供と一緒に作った「自分で作るスーパーボール」のキットでは、PVA粉をボール型に入れ、水に沈めて凝固させましたが、PVAを粉末状にした製品が工業用にポバールという名前で売られているようです。

 

まとめ

手作りスーパーボールは作るのも面白いし、少し凸凹して出来上がるため跳ねると色んな方向に飛んでいくので、作ったあと遊ぶのも面白かったです。

キットを使えば超簡単!洗濯のりを使う方法でも簡単にできそうなので、是非子供と一緒に作ってみてくださいね。

豆腐作り・スーパーボール作り・石鹸作りの3本立てとかにして、塩析について自由研究の題材にするのも良いかなと思います!